つまんねー人間の生態

自他共に認める無趣味のつまらない人間。無職で引きこもりニート。元ブラック企業戦士。備忘録、兼クソのような手記。

社会が厳しいんじゃない、「立派な大人」が不必要に厳しくしてるんだ。

  • 「社会は厳しい」

  • 「甘えるな」

  • 「みんな我慢してる」

 

誰でも一度は言われた記憶があるのではないだろうか。

 

学校・部活・バイト先・会社・・

先輩や先生、上司、両親や親戚、知り合いのおじさんおばさん

 

何歳になってもぶっこまれるこれらの定型台詞。

 

「説教好きが使いたがるフレーズは?」

って言われたら、まず出てくるだろう形骸化した決め台詞。

 

隙を見せればどこかで聞いたような説教を小便の様に垂れるのが好きな奴らが、酒飲みながらでもシラフでもベラベラと同じように口にする。

 

素人の作ったRPGツクールNPCかよテメーらは。

 

嫌い、という感情すら湧かない。

ただひたすらにめんどくさい。

 

さらにめんどくささに拍車をかけているのが

 

「お前のために言ってるんだぞ」

 

 

 

 

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うるせええええ!!だ・ま・れ!!

 

俺のためを思うなら金をくれ。

そして二度と俺の人生に口出しするな。

 

とまあ冗談はさておき

 

その厳しい厳しい社会とやらがどう厳しいのか、そのメリットとデメリットを考えてみることにする。

 

まず、社会の厳しさとはなんだろう。

 

上司や取引先の理不尽に耐えること?

不平不満を口にせず金のために社会の歯車になること?

 

・・いまいちしっくりとくる表現が思いつかない。

困ったときのGoogle先生

 

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新入社員の約7割が社会の厳しさを痛感 その理由とは - ITmedia ビジネスオンライン

 

どのようなときに厳しさを感じたのかについては、「能力・スキル不足を実感したとき」(76.6%)が最も多く、次いで「仕事内容が困難だと感じたとき」(37.1%)、「人間関係の難しさを感じたとき」(34.4%)、「上司・先輩に叱られたとき」(25.8%)と続いた。

上記記事より引用

 

実に新入社員らしいフレッシュネスな「社会の厳しさ」

新入社員が仕事出来ないのは当たり前、怒られることもあるだろう。

 

私の思う社会の厳しさとは少し捉え方が違うように感じる。

 

私の思う社会の厳しさはもっと、どす黒く陰鬱とした淀んだヘドロ川のようなものだ。

 

そう思いネットの海に漂流すること数時間

ハッキリと「これが社会の厳しさだ!」ってのは

わかりませんでした!いかがでしたか?(キュレーションサイト感

 

なにが社会の厳しさとはハッキリ言えないものの

30余年生きてきて感じた個人的な社会の厳しさとは

 

  • 理不尽に耐えること
  • 上司や社長の言うことは絶対であること
  • 金だけが唯一絶対の価値であること
  • 社会は困ったときに決して助けてはくれないこと

 

この四つである。

 

つまり、上司や社長の理不尽にも耐え抜き、どんなに苦しくとも決して不平不満を漏らさず、たとえ病気になろうとも会社や社会に貢献するただし社会は助けてくれないことが「社会の厳しさに耐える」ということなのだろう。

 

・・このまま記事が終わるのが一番きれいだが

そうなると「結局社会が厳しいのはクソ!」で終わってしまう・・

 

私が言いたいのはそうじゃない・・

 

必要な社会の厳しさはあるべきなんだ

不必要な社会の厳しさがゴミカスうんちなだけなんだ・・

 

 

というわけで「社会の厳しさ」のメリットについて考えてみることにする。

 

所謂、正しい厳しさというものを列挙してみよう。

 

  • 緊張感を持つことでミスを防止
  • 身なりを整えることで風紀の乱れを防止(服装の乱れからくるトラブルやミス防止)
  • 叱責することで緊張感がうまれ同じミスを繰り返さなくなる

 

などなど・・

 

「正しい厳しさ」=「ミスを防止する」ことだというのが分かってくる。

 

本当にこれらの効果が明確にあるのだろうか

 

確かに、大型の機械を稼働させるような大きな工場内作業において、ゆるんだ空気・怠慢な環境は生命の危機に繋がる。

危険な現場・火災・天災の現場などにおいては厳しい環境というのはあってしかるべきなのだろう。

加えて、医者を筆頭に医療関係者もそうである。

一つのミスが患者を死に至らしめる可能性があり、ある程度厳しい環境になければならないことは理解できる。

その他、難解とされる資格を必要とする職業や公務員や銀行員のように個人の重要な情報を扱う職業だと必然的に緩んだ環境に置かれることはこの社会の崩壊を招きかねないのは重々承知している。

 

が、しかし

 

業務が重要であればあるほど

責任が重大であればあるほど

サービスが良ければよいほど

 

与えられる報酬は大きく、世間的な地位は大きい

 

仕事が難しいほど給料が高いのは当然の対価なのだ。

 

厳しいのには理由がある。

 

何故なら命にかかわるから。

 

次に、世に蔓延る「社会の厳しさ」ハラスメント

デメリットについて考えよう。

 

殆ど上記で語ってしまったが、

大半は「理不尽に耐えること」が間違った社会の厳しさである。

 

正しい社会の厳しさでも挙げたように、職業によって厳しさというものは増していく。

 

難しい仕事はそれだけ責任が重く厳しさが大きいが賃金が高い。

ハイリスクハイリターンだ。

 

それに比べて、誰にでもできる仕事は本来

ローリスクローリターンでなければならない。

 

貰える金額が少ないのだからサービスもほどほどというのが本来当たり前のハズなのだが、それがどういう訳か成り立っていない。

 

周りを見れば普通の店で過剰なサービスを要求したり

コンビニのバイトに「俺は客だぞ!」と言わんばかりに横柄に接したり

低い給料で高いクオリティの仕事を求められたりサービス残業させられたり

 

労働者に求められる要求は多いが、対価が少ない。

どちらかが得しかしない一方的な要求をのむことが「社会の厳しさ」なのだとでもいうのか。それに耐えることが「社会の厳しさ」に揉まれることなのか。

 

なぜこんな世の中がまかり通ってしまっているのだろうか。

 

では、社会の厳しさハラスメントの原因を考えてみることにする。

 

原因その①

・日本人だから

 

日本人は元来、我慢強く「耐えること」「不屈の精神」を美徳に生きていると言われている。同調圧力が強く、儒教の影響から年功序列、年上を敬うことが正義としてきた。

加えてお客様は神様の商売気質、愛想よくサービス満点の意味をはき違えた間違いだらけの接客。

上の言うことは絶対、という風土、自分は嫌だけど周りも耐えてるし自分も耐えなきゃ・・と積み重なってきた負の歴史が原因。

 

原因その②

バブル経済の名残

 

1986年から1990年まで続いた好景気。どんな仕事も給料がよく、うちに働きに来てくださいと会社が頭を頭を下げる時代。簡単に大手に入れて新人でも仕事すればするほど金が入る。そんな時代を経験しちゃったもんだから、昔の自分と比べて「一生懸命働けば金が入るのになぜこいつらは一生懸命働かないんだ!」と憤る。時代錯誤が原因。

 

原因その③

・厳しいから成長できる!と思ってるバカ

 

厳しければ厳しいほど、大変さを糧に経験が~、と本気で思っているバカ。

仕事の大変さや正しい厳しさは学ぶべきだが、それにかこつけて理不尽を押し通そうとするクズ。

 

原因③に関しては、もはや存在が災害のようなものでいつの時代もこういう人をモノとしか考えてないサイコパス人間。めちゃくちゃ優秀かとんでもない犯罪者にしかならないのでひとまずおいてくとして・・

 

原因①と②の複合が「社会の厳しさ」を増長させ、生きにくい世の中を生み出し続けている。

 

まずもって、お客様は神様ではない。

 

客は所詮、客でしかなく、お互いにどこかで立場が逆転する可能性がある。

だからこそ「売ってくれてありがとう、買ってくれてありがとう。」の精神が大切なのだ。

 

レジ打ちのバイトだろうが、なんだろうがその仕事をする人がいなければ消費者だって困ってしまう。逆もまたしかり。

 

国民全員が客であり労働者なのだから、持ちつもたれつでいい。

ミスだってするだろう、人なんだから。

 

すみませんでした、申し訳ありません。で許せない?

お前人間向いてないよ。人間やめた方がいい。

 

 

 

それともう「働けば稼げる」みたいな幻想見るのやめたら。

いい加減、前向けよおっさんども。もう令和だぞ。

いつまで昭和に引きずられてんの。

 

 

無意味な慣習

無駄なこだわり

理不尽な上下関係

意味のない厳しさに社会性を求めるな。

 

なにが「社会は厳しい」だ

 

てめえらが自分の都合で勝手に厳しくしてんだろうが。

 

 

 

やれ先行き不透明

やれ少子化

やれ経済悪化

やれコロナ

 

賃金は下がる

仕事はなくなる

年金はなくなる

 

マイナスの事ばかりでお先真っ暗。

 

将来に期待はしてないけど仕事はしなくちゃ生きていけない、とりあえず仕事、の精神じゃないと耐えられない。特にやりがいも欲しいものもない、しんどい仕事をしたって見合うだけの給料はもらえないし名ばかりの管理職で給料は減る。増えるのは皺と白髪と体重と酒の量だけ。恋人・子供は欲しいけど、結婚すれば支出も増える。「結婚は人生の墓場」聞こえてくるのは既婚者の後悔ばかり。悠々自適の老後なんて今は幻。定年退職とは名ばかりの老人足切り天下り先はシルバー人材センター。死ぬまで働ければ御の字。病気と老化に震えながら周りの死を「明日は我が身」と言い聞かせ命があることに感謝しながら死んでいく。

 

こんなのがお前らが望んだ若者の人生か?

 

お前らはいいよな。

今がほとんどゴールだから。

 

俺みたいなやつらは未来もなければ金もない

そんな中でただ普通に仕事して生きる金もらえりゃそれでいいのに。

 

社会の厳しさにもまれた「立派な大人」のやってきた結果がこんな日本か?

ずいぶんといい社会になったもんだなあ。(皮肉)

 

 

「社会は厳しいぞ」と繰り返す大人に批判相次ぐ 「厳しくない世の中にする方法」を皆で考えるべきでは | ニコニコニュース

 

 「一億総ゆとり社会の方がなんぼかましやろ、どうせ経済成長せんならな」

 

窮屈な社会なのに経済成長もしていない。私たちって何のために苦しんでいるの?

 上記記事より引用

(この記事で言いたいこと言ってくれてる感あるな・・)

 

 

結論としては

 

世間一般の「社会の厳しさ」なんてのは不要。

だって社会の厳しさにもまれた立派な大人たちが育てた今の日本がこれだから。

 

はい、Q.E.D(証明完了)