つまんねー人間の生態

自他共に認める無趣味のつまらない人間。無職で引きこもりニート。元ブラック企業戦士。備忘録、兼クソのような手記。

ブラック企業辞めてみた。

このブログでも何度か触れたが

私はブラック企業に勤めている。

 

いや

 

勤めていた。

 

辞めた理由なんてのは

ブラック企業だから」というほかないが

それでは芸がないので少し語らせてもらう。

 

あまり詳しいことを書くと見つかったら

割とマジで名誉棄損で訴えかねない社長なので

いろいろとボカしたりフェイクを入れるので

話に矛盾が生じたりするのはご勘弁願いたい。

 

入社前、私はFラン大学を留年し卒業した挙句、

就活を全くしなかったクソニートまっしぐらのカスだった。

 

当時は(今もだが)夢も希望もなく

「どーせカスの俺には働ける場所なんかない」

と諦めの心と

「社会が怖い、働くことが怖い」

という恐怖心でどうにもこうにも動けなかった

 

そんなこんなでニート生活を謳歌していたわけだが

さすがに両親も

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駄目だこのニート・・早く何とかしないと・・

となったわけで

 

ツテやコネを伝って何とか入社にこぎつけたのが、今の会社である。

 

入社当時は新部署の立ち上げを目指し新業務のための人員確保が最優先

しかも、既存の業務とは全く違う新しい分野への挑戦でもあったので

猫の手も借りたい、状態でニートだろうが入社できたのだ。

 

当然、そんなところにポンと送り込まれた

社会経験ゼロ

コミュニケーション能力ゼロ

能力ゼロ

の私が

何ができるというのか。

 

不安と自分の仕事の出来なさに絶望するなか

 

「はじめはみんな出来なくて当たり前!僕だってこの分野は初めてなんだしお互い様だよ!キミと僕でお互い助け合って成長していこう!」

「ミスしたっていいさ。初めてのことで出来る方がどうかしてる。トライ&エラー!ミスを繰り返さないようにしたらいい!ミスを怖がって何もしないと何も進まないだろ?」

「もしこの事業がうまくいかなかったとしたら、それは社長である僕の責任だ。君たちには何の責任もない。でもね、この事業は必ずうまくいく。信じてついてきてくれ。」

 

という社長の言葉を受けて

 

感動した。

 

少ない人生経験の中でバイトをしたこともあった。

どのバイト先でも

 

「なんでこんなことも知らないの?」

「こんなことできて当たり前」

「まだそんなことも出来ないの?」

 

と言われ

そのたびに自分の無能さに嫌気がさした。

 

と同時にバカにしてくる人間にも腹が立った。

 

なんでそこまで言われなきゃいけないんだ?

お前らは最初から出来てたのか?

そこまで言うなら覚えるからマニュアル作ってもってこい!

(無能の言い訳ここに極まれり)

 

でも周りの人はなんだかんだ言いながら仕事をこなしてる。

 

やはり自分は低スペックの無能人間なんだ。

 

そう考えながら生きてきた私に

初めて道を示してくれた気がした。

 

こんな無能な人間でも働けるんだ、と思わせてくれた社長を心から尊敬した。

 

出来ないなりに努力した。

初めて他人のために一生懸命になった。

 

だから

「申し訳ないけど、軌道に乗るまでは給料は低いしボーナスも昇給もない。退職金だってわからない。でもね!絶対よくなるから!キミには必ず満足のいく報酬は上げるつもりだ!だから数年は我慢してくれ!」

 

こんな言葉もきっと現実になると信じてた。

 

そんなうまい話があるわけがない。

よほどの才能があったとしても、どんなに魅力的な商品があったとしても

この社会に「絶対もうかる」なんて話はあり得ない。

 

この現実に気づくまでそんなに長くはかからなかった。

 

確かに最初は上手くいっていた。(ように見えてた)

そりゃあそうだ。

あてがなけりゃ新事業なんて起こさない。

 

私が疑問に感じ始めたのが初めて大きなミスをしてからだ。

指示待ち人間になってはいけない、たとえ社長からの指示でも自分で判断してやるべき仕事を優先しよう、と言われていた私はその意味をはき違え

社長の指示より目先の仕事を優先してしまった。

 

結果大きなミスにつながった。

 

謝罪し何とか取り返したものの、その時の言葉と対応に引っかかった。

謝罪するも完全に無視され放置された挙句

「僕の言うことに従ってればいいんだよ。」

「勝手なことをするな。」

「キミが考える必要ないから。」

と一方的に捲し立てられ

 

周りにミスを言いふらされた。

「もうねー、あり得ませんよ。僕の指示無視して納期も間に合わないし最悪ですよー。ほんとコイツ言ってやってくださいよー。」

取引先の社長や知り合い何人にも

 

ただ、これは明らかに自分のミスだったので

「自分が悪いんだ。だから仕方ない」

と言い聞かせ反省した。

 

ミスは繰り返さない、社長の指示は絶対なんだ

そう心に決め、報連相を徹底した。

社長の判断に間違いはない、だから社長の決定さえもらえれば間違いない。

 

しかしながら

 

ミスをしない人間なんてこの世にいるわけがない。

社長の指示した通りに動いた結果ミスがでた。

報告したら罵声が飛んだ。

 

「なにやってんだこの野郎!」

「お前が勝手にやったんだろうが!」

「責任取れんのか!どうしてくれるんだ!」

「お前が先方に頭下げてこい!俺は知らねえぞ!」

 

さらには

私を信用できない、と徹底的に監視され

他の従業員に私の陰口を言い

よくわからない理由で減給されたり・・etc(あんまり詳細に書くとバレが怖いので割愛

 

疑問が確信に変わった。

 

最初の言葉は嘘だったんだ。

やっぱりこの人も口だけで、ほかの人と何も変わらない。

結局のところ、安い給料で自分の思い通りに動く人間が欲しいだけ。

 

この対応が私だけなら

「ああ、やっぱり自分が無能だった」で終わるのだが

 

周りの人にもこんな感じで

元々すくない人数だったがどんどん人が辞めていった。

 

景気も相まって業績もだんだんと落ちていった。

 

だが、不幸中の幸いというべきか否か

職場の人間関係は良好だった。

 

私が元ニートということを踏まえた上で色々と気にかけてくれ

ミスのフォローなど至らない点をサポートして指導してくれた。

 

その良い人間関係があれば私は耐えられた。

安い給料でいくら社長に貶されようが働けていたかもしれない。

 

しかし、あろうことか社長はその人たちにも噛み付いた。

リーダー職や専門職にも圧力をかけて辞めさせた。

何年も支えてきた人たちをいとも簡単に裏切り足切りする。

 

そんな人間がこれから先自分を雇用し続けるだろうか。

ある日いきなり切られても何の不思議もない。

例え業績が伸び、会社が大きくなっても責任ばかり大きくなり給料もロクに上げてもらえないかもしれない。

 

でも辞めてどうする?

自分が雇ってもらえたのはコネとタイミングが良かっただけ。

この会社での業務は特殊で他では全く役に立たない。

他企業ではおそらく役に立たないだろう。

大体転職活動なんてできるか?就活もロクにしてこなかったのに・・

 

うーん・・・

 

 

   *'``・* 。

        |     `*。
       ,。∩      *   もうどうにでもな~れ
      + (´・ω・`) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚

 

わけもわからず退職を決意した。

 

自分でも何を考えてるのかよくわからない。

ノリと勢いだけだった。

 

退職を伝えた。

 

「いいんじゃない?じゃあ引継ぎよろしく。転職頑張って」

 

これだけだった。

私の何年間かの思いや苦悩は

いいんじゃない?

で終わった。

 

ああ、それだけなんだ。と何もかもがどうでもよくなった。

この事業を成功させてやろう!

会社のため、社長のために!

そうすればきっと自分のためにもなる!

 

なんて愚かで甘い考え

青臭い青春漫画じゃねーんだから

 

引き継ぎ期間のことはあまり覚えていない。

粛々と資料作成し最終日を迎えた。

 

最後の最後くらいはと

感謝と謝罪を伝えたが

 

「え?ああ、はいはいお疲れ様。どうも。」

 

心底どうでもよさそうだった。

私は何を期待したのか。

 

一番寂しそうにしてくれたのは取引先のおじさんだった。

「そうかー。もうここにきてもキミはいないんだね・・。」

最後に一言そう呟いてくれたおじさん。

なにかと世話を焼いてくれて面倒をみてくれた。

 

 

思えば怪我をした時もそうだ。

「その怪我どうしたの?大丈夫?」

と声をかけてくれたのは取引先の社長だった。

 

私がどうなろうが知ったことではない。

 

働いてさえいれば後はどうでもいい。

 

 

ブラック企業に勤めている哀れな従業員よ。

君たちの労働は尊い

だが、その労働は社会にとっては尊いが会社にとっては養分だ。

 

私の会社は甘く見えるか?

自分の会社の方が辛いと思うか?

結局逃げただけじゃねーか、と思うか?

甘えんなカス、と思うか?

 

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世間はお前らの母親ではない

そんなことは百も承知だ。

自分に甘えがなかったといえばうそになる。

 

だが、仕事に対して本気で取り組んでいた姿勢に嘘はなかった。

少なくとも仕事は好きだったし誇りもあった。

 

それを平気で踏みにじったのはどっちだ?

自分の尊厳も働く理由も失ってなお安い賃金で働き続けるのは正しいのか?

ブラック企業に滅私奉公しつづけあっさり切られてから後悔しろ、と?

 

そうしたければそうすればいい。

 

私はもうまっぴらごめんだ。

 

世間体と建前で経営するような企業に使いつぶされるのは嫌だ。

 

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とりとめもなく書き殴ってしまったが、

このブログは自分の考えを文章化したいがためのクソブログなのでご容赦を。

 

結果としては私は会社を辞めた。

転職先も決まっていない。

これからどうするかなんて全く考えていない。

転職活動も全くしてない。

クズの底辺がまたもう一段クズになっただけの話。

あー働きたくねーなー