酒
未成年の時
少しだけ酒を飲んだことがある。
マズくて
苦くて
大人はこんなものを
美味い美味い、と飲んでるんだと思うと狂気に感じた。
大人は仕事という辛いことをアルコールという美味しくもない、ただ酔えるという利点だけで飲んでるんだ、と。
大人になって、酒を飲むようになってようやくわかった。
酔うから美味いんだ
慣れたから美味いんだ
そもそも美味いということ自体が間違ってるんだ
と。
毎日酒を飲むようになってわかるのが
そもそも味だけいえば
酒より炭酸ジュースのが万倍美味い。
酒を飲む人間が減ったのは、そういう部分もあると思う。
アルコールハラスメント、なんて言葉が普及し酒を飲まなくてもいい時代になれば
不味い、酔って迷惑かける、吐く、二日酔い
こんな酒を飲む必要は無いわけだ。
ただ
理不尽な世の中
死にたい、と口癖のように言う社畜たち
低所得
辛い人間関係
ニュースやテレビ、インターネットでは
金を持った奴らのポジティブな意見が蔓延
モテたきゃ稼げ！
稼ぎの無い奴はクズだ！
お前らの年代はこれだけ稼げて当たり前！
こんなのばっかりだ。
アホか、と。
稼げてる奴にスポット当ててりゃ世話ねーわ。
稼げてねーから、みんな必死に稼げる方法探してんだ。
そんな方法がねーから、みんな酒を飲んで酔って現実逃避してんだ。
モテねー現実から
稼げねー現実から
上手く行かねー現実から
人生なんの不安もなくて
なんのしがらみもなくて
暇も惰性も無い人間が
不健康と不摂生の象徴の酒なんか飲むかね。
負の象徴こそ酒である
いくら金持ちだろうが
いくらリア充だろうが
いくらモテていようが
酒なんか飲んでる時点でカスなのだ。
そう思いながら底辺の俺は酒を飲む
自己肯定と自己否定を繰り返しながら。
いいか、未成年飲酒してるバカ共よ。
酒なんか飲んでもカッコいい事は一つもない。
お前らの周りに酒飲んでカッコいい奴はいるか？
いねーんだよ。
酒飲んでカッコよく見えるやつは詐欺師だ、ペテン師だ。
いつかお前に金をタカるカスだ。
酒は飲まないに越したことはない。
酒を飲みたい、と思った時点でお前はゴミカスの仲間入り、という事を強烈に自覚しろ。
